金仏壇の価値

 お仏壇の金仏壇の価値を決める最も大きな要素は、金仏壇職人がどれだけ手間をかけて作ったかにあります。このため、金仏壇の価格はお仏壇の大きさでは決めることはできません。例えば、仏壇職人がしっかりと作りこんだ小さい金仏壇の方が、大きい金仏壇よりも高価になることもあるわけです。手間をかけた金仏壇は年月を経てもメンテナンスをきちんとすれば、金仏壇の価値が下がることはありません。

安価な金仏壇


 しかし、最近の金仏壇は、金仏壇の製作技術が進歩したため、新品の金仏壇のを見ても、本物の漆と金箔を使っている金仏壇なのか、代用素材を使っている金仏壇なのか見分けにくくなっています。しかし、新品のうちは同じような金仏壇に見えても、時を経るにつれて手間をかけて作られた金仏壇と、そうではない金仏壇とでは、はっきりと違いがあらわれてきます。

職人の金仏壇


 金仏壇職人の手間をかけてつくられた金仏壇は、「金仏壇のお洗濯」といって、最初から修復ができるようにつくられています。数十年後に「金仏壇のお洗濯」に出すと、新品同様に美しくなって金仏壇が戻ってくるので、良い金仏壇は100年200年と自宅に安置し、毎日、金仏壇に向かってお参りすることができるのです。

金仏壇の購入はよく検討してから


 最近売り出されている安価な金仏壇には、修復できないものがたくさんあります。こうした金仏壇は徐々に傷んでいくため、いずれは金仏壇を買い換える必要が出てきます。安価の金仏壇はどうしても傷みやすく、修復できないこともあるという点を知ったうえで金仏壇を購入してください。金仏壇を購入しようと決めたとき、末永く安置できる金仏壇がほしいのか、そうでないのかをよく検討して金仏壇を選ぶことが必要です。
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金仏壇の形

 ちょっと見ただけでは、金仏壇はどれも同じように見えるかもしれませんが、それぞれの宗派によって、金仏壇の形に違いがあります。金仏壇の本尊を安置する須弥壇上の宮殿の形が、それぞれの本山の形を模してつくってあるので、金仏壇を選ぶときは、自分の宗派に合った金仏壇を選ぶことが必要です。

金仏壇と浄土真宗


 金仏壇を選ぶ時に、浄土真宗の宗派の場合には気をつける必要があります。金仏壇といえば浄土真宗というほど、金仏壇を使うことで有名な宗派ですが、浄土真宗には、本願寺派、大谷派、高田派などいくつもの派に分かれており、金仏壇の内部の形もそれぞれ異なっているからです。

金仏壇の見分け


 金仏壇は金箔が施してあるので、非常に高価に見えますが、最近は金箔技術の向上で、一見しただけでは金仏壇の良し悪しはわかりにくくなっています。また、金仏壇の作りは多岐にわたり非常に複雑です。実際に、本物の金仏壇をいくつも見て、金仏壇の価値を知る必要があります。
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お仏壇の金仏壇

 お仏壇の一つである金仏壇とは、全体に黒の漆塗りが施され、内部に金箔が張ってある仏壇で、塗り仏壇とも呼ばれています。浄土真宗の家に金仏壇が置いてあることが多いため、金仏壇は浄土真宗用だと思われていますが、金仏壇は他の宗派でも使います。

金仏壇の産地


 江戸時代から始まった金仏壇の産地は全国各地にあり、山形仏壇、新潟・白根仏壇、三条仏壇、長岡仏壇、飯山仏壇、名古屋仏壇、三河仏壇、金沢仏壇、七尾仏壇、彦根仏壇、京仏壇、大阪仏壇、広島仏壇、八女福島仏壇、川辺仏壇の15の産地が経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けています。各産地では古くから伝えられた独特な形式の金仏壇が作られています。昔はお仏壇の形にも地域性が強く、その地域で決まった形式のお仏壇を購入していましたが、現在は好みのお仏壇を求める人が増えています。

金仏壇の職人技


 伝統的な金仏壇の製作には、木地師(きじし)・宮殿師(くうでんし)(屋根師(やねし))・彫刻師(ちょうこくし)・塗り師(ぬりし)・呂色師(ろいろし)・金箔押師(きんぱくおしし)・蒔絵師(まきえし)・彩色師(さいしきし)・錺金具師(かざりかなぐし)・仕立師(したてし)(組立師(くみたてし))など、多くの職人の手を必要とします。お仏壇の産地の仏壇職人がすべて伝統的材料と技法で作る伝統的工芸品の金仏壇はかなりの高価な高級仏壇になります。
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